映画

映画’’パラサイト’’の真意。

こんにちは、さとももです🍑

先ほど一時期、話題沸騰だった
’’パラサイト’’を見ました!!

マーケティング視点で分析してみると、
色々技巧が駆使されていて、超最高でした。
今日はそれを公開しちゃいます!!

「あなたは、何の為に映画を見ますか??」

映画内容に、笑ったり、泣いたり。
主人公の気分を味わって、ドキドキ、ハラハラ。
推しの姿を見たり、こんな風に見ることが一般的だと思います。

 

しかし私は違います。

 

家でPC片手にメモを取りながら、

「今の発言の真意は?伏線は?
なぜ今シーンが切り替わったのか?」

フレームワークに当てはめて、ゴリゴリに分析して鑑賞します。

映画見て猛烈に感動する、面白い!!大号泣!!
みたいな感情は抱かなくなりました。笑

映画鑑賞して、冷静な自分がいる感覚ですかね!!

 

感情的な面白みは減るけれど、
分析できると理解度が深まって
また違う面白さがあるんですよね~~!!

是非、新たな視点で見て欲しいと思います(^▽^)/

そこで今回は、物語を分析する枠組み、
”パラサイト”の物語の推察・分析結果を
今回特別に、話していきますね!!

映画の王道ストーリーとは?

映画の構成に関して、
話始めると超絶長くなってしまうので

今回はサラッと軽く説明しますね!!

⓪ 日常
① 旅への誘い
➁ 障壁1
③ 最大の障壁
④ 旅の終結

このように構成されています!!

まず⓪では、

平凡な生活を送る主人公を描写します。
なぜかというと、視聴している側に共感して
成長していく過程に入り込んで貰う為です。

 

例えば、シンデレラ。

シンデレラが元々お金持ちの一家で、
舞踏会に易々と参加して、王子と結婚という流れだったら。

「お金持ち同士で、その上美人だから結婚できたんでしょ。」
みたいにシンデレラは自分とは違う例外に思えて、

全然、感動も同情も出来ないですよね。笑

雑用係に近いぞんざいな扱い、
貧しい生活を受けていたシンデレラが
結婚するから感動して、感情移入出来るわけです。

⓪では、いかに視聴者と同じ状況、
関心を惹くのかが鍵を握ります。

 

次に①、何の変哲もない日常で
生活している主人公に、

人生を変えるかもしれない機会が訪れます。

最初は、誘いに難色を示したり、障壁があって、
すぐに応じることは、難しいのですが。

最終的に旅に出かけることになります←断言。
そうでないと、話が始まらなくなりますからね。笑

先程の例えだと、’’舞踏会’’の誘いです。

舞踏会に向けて、世の女性がここぞというばかりに
気合を入れて、王子との結婚を狙うわけです。

この舞踏会が最終的に、
虐げられていたシンデレラに結婚
という素敵なハッピーエンドをもたらす訳です。

 

そして③の障壁1。

ラスボスの障壁までに立ちはだかる
小さなトラブル・闘いといった具合ですかね。

困難ではあるけど、越えられなくない感覚です。

*物語によって障壁が複数あります。

シンデレラの話だと、
姉にイジメられ、ドレスを破かれ
’’舞踏会に行くことが出来ない’’状況が正に障壁です。

 

最終的には、魔法使いのお陰で
ドレスが用意され、無事に舞踏会へ参加でき、
なんとか困難を乗り越えました。

次に④の最大の障壁。

最難関である、ラスボス的な存在です。

命を落とすかも、最愛の人が奪われるかも、
絶体絶命大ピンチ~~!!!!超スリリングみたいな笑

足元がひるんでしなうような、
これまでと比較できない相手の強さ、
ハードルの困難さが立ちはだかります。

シンデレラのケースだと、
’’12時のお別れ’’を迎えるシーンです。

この魔法が解けてしまえば、
王子様と2度と会えなくなるかもしれない。

 

最初に出会った時の、
身なりの美しいシンデレラはもう居ない、

家族にガラスの靴を履く機会を奪われる為に、
王子様が存在に気づかないかもしれない。

これが「あ~~、シンデレラが絶体絶命大ピンチ!!
王子様に巡り合えないヤバイ!!どうする!?」

という具合に最大の試練が待ち受けている訳です。

 

最後に➄に旅の終結。

この地点は無事に最大の障壁を終えて、
お宝などの報酬、最愛のパートナーの存在、
遂にハッピーエンドを迎えます。

「うぅ~~、シンデレラが無事に結婚出来て良かった。
これまで辛かったけど、よく頑張ったね、最高!!」と話が終結します。

 

大体の映画や小説等の物語は、
このフレームワークに当てはまります。
是非頭に入れてみてくださいね!!

次にパラサイトの分析をしていきましょう!!

’’パラサイト’’のテーマ

あらすじとして、

“半地下住宅”に暮らす貧しい4人家族。家族構成は父・母・息子・娘の4人。

ある時息子の友人が留学中に家庭教師を代わってほしいとバイトの話を持ちよる。
しかし、家族は皆無職の極貧一家であり、嘘を重ねて巧みに事を進めていく。

アルバイト先として、向かった先は豪邸のとある一家。
初日に家族の信頼を勝ち取り、家庭教師の職を得ます。

その富豪一家に徐々に、半地下家族全員が張り込む、
この双方の家族が経験する、壮絶な展開のオンパレード。  という流れです!!

 

今回の私が思うに、鍵は’’境界線’’です。

 

 

上記の画像を詳しく見ると真ん中に
ガラス線がピーっ上下縦に映り込んでいます。

本来無い方が画面全体が見やすいはずなのに。なぜか。

これは、裕福な一族と貧民との境界線です。

 

他にも、最初の運転手が解雇された時。

「境界線である、後部座席で××するなんて。
せめて、前にで××してくれよ。」

みたいな会話が裕福な夫婦の間でなされました。

車の前部座席は、運転手などの平凡な家庭の領域で
後部座席は、運転手を雇う側の
裕福側の領域との差を強調しているように感じました。

 

次に、初代の家政婦さんが
クビを言い渡された時。

裕福な旦那さんが、次の運転手・奥さんに向かって、

「前の家政婦さんは、なんていうか
境界線をわきまえて、適度な距離感を保っていた。」

みたいな話を2回も繰り返しているんですよね。

これも、裕福と貧困の境界線が深く刻まれている。

 

なぜ半地下家族が、殺される大惨事になったのか。

それは
「貧困家族が境界線を破った」からです。

 

裕福な一家が外出していることを良いことに、
家の中で家族が勝手に飲み散らしかし、お風呂に入り

わが物顔のように楽しんで過ごすシーンがあります。

息子が妹につげるシーン。
「あの時のお前、本当にお高い浴槽と似合ってたよ。」

家族全体が笑い合い、
「もうこの家に、住んでいるも同然だよな!!似合うよな!」

みたいな発言をしている訳です。

無職の半地下で暮らす極貧家族が
釣りわない大豪邸の主の気分を味わっている。

 

そう、この瞬間こそが
’’境界線を破った時’’なんです。

だからこの後に、元家政婦が訪ね
家族の破滅を呼び寄せ、殺しにかかるのです。

「ここは、あんた達家族は適さない。」
「家政婦を雇うような上流階級と
職も無くて、地下で暮らす階級とは違うんだ。」

と表現するように感じました。

 

最後に、なぜ貧困家族の父が、理由も無く裕福な旦那を殺したのか。

 

話の途中で貧困家族が
半地下で生活している「臭い」について
話題になるシーンがあります。

そこから’’半地下特有の臭い’’が
家族全員に染みついている事が伺えます。

裕福な一家の地下で長い間生活していた男の臭いを
家の主である旦那が嗅いだ後のシーンです。

無意識ながら、「うわ~~超くさい。」
みたいな顔するんですよ。

 

それを見た貧困家族の父が、咄嗟に包丁で殺してしまう。
嫌がらせを、何一つされた訳でもないのに。

 

この臭いを避ける行動により、
貧困家族の日頃の不満や格差に対する憎悪が
富裕層に対して爆発してしまうんです。

「俺たち半地下で生活する貧困を見下すな。」的な。

後で本人が
「今でもなぜ殺したのか、わからない。」って言うんですよ。

それ位に無意識に犯行に及んでしまった。

 

このようにシーンの意味を読み取れました(^^)/
いや~~伏線の回収が本当に面白い。

演出が凝っているような印象ですね~~!!

フレームワークに当てはめよう

 

これまで計画通りに、
一家に入り込んでいくことに成功してきた家族。

ところが、半地下の夫婦の登場で、
家族の計画が全てひっくり返ることに。

 

この瞬間から、後の家族の行動は
全て無計画なものへと変わっていきます。

貧困家族の住居地が川の氾濫により、
避難した時にも、無計画の話を語ります。

 

家政婦が訪ねた時から、
サプライズパーティーも
インディアンの変装も
殺害事件も全てが全て無計画の、

無意識の象徴なんです。

 

計画・戦略を一生懸命練っていた家族が
一転して家族破滅の闇へ叩き落される。

 

次にフレームワークに当てはめていきましょう!!

本作品の大まかな構成は、

⓪ 半地下日常生活    (日常)
① 家庭教師バイトの誘い (旅への誘い)
➁ 家政婦の襲撃     (障壁1)
③ 富豪一家の帰宅    (障壁2)
④ 一家の崩壊      (最大の障壁)
➄ その後の行方     (旅の終結)   です!!

 

⓪ 4人家族が半地下で生活する描写 (日常)

両親が職を失い、子供も無職で生活していくことが困難。
家族皆でピザの箱を組み立てて、生計を立てる日々。
一日一日を食つないでいくのに、必死に生きている。

① 家族に大きな転機をもたらす、家庭教師バイト紹介。 (旅への誘い)

この事が発端で、家族全員が雇われることに。
巧みな嘘・戦略を駆使して、
全てが計画通りに、順調に物語が進んでいく。

 

➁ 大雨の晩に、元家政婦が訪ねる。 (障壁1)

最初は家族が、元家政婦の弱みを握っていたが、
雇われた4人が、全員家族であることを動画に取られ、

半地下夫婦に脅迫されてしまう。

全員が職を失うかしれない、大ピンチ。
障壁1の役割を示しています。

 

③ 一家の突然の帰宅 (障壁2)

大雨により、キャンプが中止。

しかし家族はドンちゃん飲み騒いでいる。
急に帰宅を告げられた家族が
身を隠して、家族が抜け出す機会を図る。

家政婦以外の雇われが留守中に
滞在している事がバレてしまえば、
契約解除されかねない。生きていく術を失う。

これが2つめの障壁です。

④ 一家の崩壊 (最大の障壁)

これは妻を殺害された旦那の逆襲。

貧困家族の娘は包丁で殺され、
息子は鈍器で殴られる。

家族全員が命を狙われる、人生最大の危機。

これが最大の障壁です。

 

➄ その後の行方 (旅の終結)

今回の話に関しては、
ハッピーエンドで終わりませんでした。

娘は亡くなり、息子は重症。

しかし、父の生存が確認できて、安堵。
いつか豪邸を購入することを、夢見る家族。

 

~感想~

前半の家族が次第に入り込んでいく姿、
過程が超面白いですよね。そんな上手くいくのか!?笑

 

勉強したはずの大学生500人に対して、
警備員の採用枠が1人しかない現状。

家族の各個人が勉学・美術の才能等の、
能力を持ち合わせているにも関わらず、

皆が就業できていない位に困窮している状況が描かれている。

 

この格差に胸がつまりました。
いつものキラキラ表向き社会映画では無く、
リアルな格差社会をヒシヒシと感じました。

 

今回はこのように、分析してみました!

毎回映画鑑賞しながら、フレームワークに当てはめて
仮説立てたり、他の方のレビューを元に、日頃から見ています!!

ずっと脳みそフル回転です。笑

少しでも面白いって思っていただけたら、めっちゃ嬉しいです!(^^)!

この視点の持ち方も話が深く理解出来たり、
構成に感動して、めっちゃ面白いので、

次回からは、この方法での鑑賞超おすすめしています!!

 

最後に、

パラサイトを見て、どのように感じましたか??

他にも「こんな風に捉えました!」など
色んな見解も教えて頂けると超嬉しいです!!

今回もご覧頂きありがとうございました(*^^)v